● 平成20年度
 ● 東洲斎写楽「三世佐野川市松の祇園町の白人おなよ」
 ● 7回刷り
 ● 歌麿に比べ、色の数が少ない写楽ではあるが、それでも7版を要しました。
 ● プリントゴッコインクの種類が激減、淡く穏やかな、出しゃばらない色合いに刷れる
   「水彩風」がなくなり、そのためかなりどぎつい感じに・・・・・。白インクをうまく
   混ぜて色を作らないといけないようです。次回へ持ち越しの課題ですね。
 ● 寛政六年五月興行江戸三座役者似顔絵二十七枚のうちの一枚です。
   「佐野川市松」という名前からわかるように、着物の柄は「市松模様」と呼ばれ、
   この後、大流行。この市松の舞台姿を人形にしたものがいわゆる「市松人形」
   です。
 ● カーボン入りペンの「0,1ミリ」が消え、いちばん細いもので「0,3ミリ」に・・・。
   これは主線への影響が大。今後、繊細な線を要求される図柄選択は避けざるを
   得ません。